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3月, 2011の投稿を表示しています

育児休暇は今日でおわり

今日で育児休暇が修了します。 家事・育児・地震と、 急激な、環境の変化・役割の変化があって、自分自身、充実した1ヶ月間でした。 これまで1年間回復期リハビリテーション病棟を担当させてもらっていましたが 4月より、外来リハビリを担当させてもらうことになりました。 そして、小児外来の一部も担当させて頂くこととなりました。 これまで、対象は高齢者が主で、 特に病院という領域においては、 「退院」というのがひとつの目標としてあり、 まずは生活を再建する一歩として、 トイレや入浴や食事などなどの日常生活活動という作業に 焦点が当たる支援が大部分でした。 今回、初めて小児リハを担うことになり ただいま、 小児の教科書「作業療法全集第2版 作業治療学3発達障害」を読み直しています。 そこでは、 人間は発達の段階で重点をおいて行う作業行動は異なる。遊び・余暇、日常生活活動、生産的活動は同時進行ではない。幼児の作業行動は遊びで占められているが、養育者は幼児がこれから帰属する社会の文化に応じた日常生活の習得を指導する。青年期を迎えると生産的活動や学習が重要になり、役割行動への移行が求められる。社会的役割の習得を有能感と技能の拡大が裏付けてゆく。成人期を迎えると、遂行と達成による生産と維持と生殖が社会から期待される。そして勤労者の役割を終了し老年期になると、余暇を過ごすことが主となる。 と書かれており、 人間発達という観点から作業を見ることは、 その人の人生における作業の連続性へと視野を広げてくれるものだと感じました。 教科書を読むだけでもとっても視野が広がった感じがして、 いつもと違う視点で考えると面白いな~と思いました。 セラピストとして、考えが凝り固まってしまうことだけは避けたいと思うので、 いい発見だなと思っています。 さて、今後、 日常生活活動に加えて、より一層、遊びや生産的活動を 手段として用いながら展開していくということで 自分自身にとっても、大きな転換期だと思っています。 先輩に、 「家庭医」という分野に興味があるなら 子供を支援させてもらうことは、より大きな経験になると思うよ。と言われました。

作業療法とは?自己紹介がうまくできない。

作業療法とは? 突然聞かれ、うまく答えられなかった という経験をしました。 4年もやっていて、知識も経験も増えたはずなのに・・・ 以下、作業療法の定義です。 作業療法とは,作業を通して健康と幸福な生活の推進にかかわる職業である. 作業療法の主目標は,人々が日々の生活の営みに参加できるようにすることである.作業療法士は,こうした成果を達成するために,人々が自らの参加能力の向上をもたらすような事柄に取り組めるようにしたり,参加をよりよく支援するための環境整備を行ったりする. 作業療法士は,広範囲におよぶ教育を受けることにより,健康状態に由来する身体の機能もしくは構造的な障害があり,かつ社会参加への障壁を体験している人々と,個人あるいは集団レベルで協業していくための知識と技術を身につけている. 作業療法士は,物理的な環境,社会の態度や制度的な環境によって,人々の参加が支えられることもあれば,制約されることもあることを確信している.それゆえ作業療法の実践が,人々の参加を促進するために,環境面の変革に向けられることもある. 作業療法は,病院,保健センター,家庭,職場,学校,矯正施設,高齢者住宅などを含む多岐にわたる場で実践される.クライエントは作業療法過程に積極的に関与し,作業療法の成果は多様かつクライエント主導であり,参加の観点,あるいは参加がもたらす満足という観点から判断される. 4月1日までには、これをみないでも、自分の言葉でわかりやすく説明できるようになろうと思います。

被災地支援の報告を聞きました

昨日、被災した現地へ第1陣で支援に行ってきた医師の報告を聞くことができました。 病院へ支援に行ったそうですが、 物資が足りない、届きにくい アクセスしたくてもできない、 職員も被災している という状況があり、 しかしながら、「民医連」という病院同士のつながりがあるおかげで、 すぐに全国から支援体制が組まれたり、医療に必要な物資の供給が 迅速に進んだということでした。 しかし、依然としてそういうことがうまくいっていない病院が多数であり、 病院にこれない人が大勢いるというのも現状のようです。 お話を聞いていて、 こういうときこそ、 「つながり」が発揮されると思いました。 だからこそ、 孤立をつくってはいけないし、 孤立を見逃してはいけない、 もちろん自分たちが孤立しないでつながること そういったことの重要性を強く感じました。 自分の先輩は、作業療法士ですが、 第4陣として被災地に支援に行くことが決まったようです。 先輩は、この間の停電のなかで、病院に外来リハにこれない子供に対して 訪問でリハを提供していたそうです。 そのなかで、 その親御さんは 「被災地には自分と同じような子供がいる。なんとか力になりたいから、粉ミルクやオムツを届けてください」とおっしゃられらそうです。 医療者は 予防や健康増進という観点で いろいろな人とつながることができる と思います。 それは、病院同士かもしれないし、 同じような子供の健康を気遣う親心同士かもしれません。 いろいろな人の想いがつながって 現地の方々の心が温まることを期待したいです。 そして、現地の方の健康と、支援に行く先輩の無事を祈りたいと思います。

「閉じこもり」の文献レビューをはじめました

5月に勉強会にて、諸先輩方よりアドバイスを頂く機会を控えています。 研究テーマ(research question)について考えていますが、 なかなか、考えが進んでいません。 改めて、研究法の本を読むなかで やはりもっている文献を整理する必要があると思いました。 これまでも「閉じこもり」に関する文献を集めてきましたが、 ファイルにしまったままで、吟味できていなかったように思います。 そこで、 文献カード作りからはじめました。 改めて、整理しながら文献を読むことで違った読み方になったと実感します。 いままで何を考えていたのだ、と自分に対して悲しい気持にもなりました。 研究法の本を読みながらではありますが、 自己流で始めている状況です。 研究計画を作成するにあたって、その問題と解決策として  ・よいアドバイスを受けられる体制  ・見直し、予備調査、修正のプロセスを何度も繰り返すこと。時間をかけること  ・最重要のテーマを明確にすること とその本に書かれてありました。 まずは、スタートしたばかりなので、自分の中で整理して、 アドバイスをもらえる状態にまで 持っていきたいと思います。

主婦(夫)の方に朗報?!上手な時間の使い方を、作業療法士がお手伝いします!

うちの近くにはロックタウンと言って、 ファミリー向けのちょっとしたショッピングモールがあるのですが、 そのなかに、Maxvalu(マックスバリュー)というスーパーマーケットがあります。 散歩も兼ねて、ほとんど毎日、Maxvaluに行くのですが、 火・水曜日の混み方は半端じゃないです!!! ほんとうにビックリするぐらい、レジに長蛇の列が・・・・・・・ それだけ、やっぱりお得なんですね。 みんなその情報をよく知っていて、 買い物が集中してしまうわけです。というか、火曜水曜に買い物をするリズムができちゃうので、 必然的に木曜日にはまだ冷蔵庫にいっぱい食品があるし、 月曜は明日が安いからちょっと我慢しようと控えるわけですね。 しかも、月末にはお客様感謝デーで5%引き、 6と9の付く日には、ロックタウン(6・9)で買い物すると、 景品が当たるクジのスタンプを集めることができます。 こういうのって、 仕事があって、いつも忙しくしている毎日だと、 あまり気にも留めなかったのですが、 専業主夫(婦)ってある意味、 自分で生活や週間のリズムをつけなきゃいけないし、 月・水・金は燃えるごみの日で・・・ とか、 火曜水曜はスーパーが安いから・・・ とか、 そういった情報をもとに 本日の目標と行動計画を立てて、実行 そして達成感や、 役割を果たしているな~ という感じを得ているのではないかなと思います。 たとえば、 あっ洗濯ものを干し忘れた、 とか、 買い忘れがあった、 などということがあると、 とたんに計画が狂って 余計な手間がかかって、 余暇であるワイドショーの時間に食い込んでしまう!! ということがあり得るのです。 そういう情報収集と、計画立てる能力、失敗を未然に防ぐ方策があると 充実して毎日を過ごせるのだな~っと実感します。 いかに、時間をうまく使い、どんな作業をするか について、 作業療法士は、援助できると思います! さらに、その作業をもっとうまくするにはどうしたらよいか について、 作業療法士は、援助できると思います!

育休中の作業療法士に出来ること 「パブリックコメント」

育休中、 ふと、作業療法士としてなにができるのか?? ということを考えてしまいます。 働いていると、 目の前に、次から次へと仕事が転がり込んでくるので、 あまり意識しなくても、 役割や責任を果たす機会が多いです。 しかし、育休中だと、 子育てをする親としての役割はあっても、 作業療法士としてとなると、? すこし疑問です。 一住民として、作業療法士として なにかできることは・・・・・ 市のホームページを見ていると・・・・ パブリックコメント募集 あっこれだ! 笛吹市男女共同参画プラン↓ http://www.city.fuefuki.yamanashi.jp/kurashi/news.php?id=3914 ちょうど、自分が育休に入っていることもあるし、 日常生活や仕事や余暇などの 作業が、うまくできるように支援する そのために環境に働きかけるのも 作業療法士の役割!! じゃあ、 自分なりに考えてみよう ・・・〆切の3/15までに なんとか意見を出してみたいと思います。 みなさんも、市に意見を出してみませんか??

山梨の魅力  「想い出宅配便」 「サクライザー」

今朝は、TVで山梨のことを紹介した内容が2つありました。 そのひとつに、 「想い出宅配便」というのが紹介されました。 新聞記事↓ http://www.sannichi.co.jp/FUKUSHI/news/2010/11/03/17.html ブログ↓ http://angel.ap.teacup.com/koku/14.html ボランティアで、その方の想い出の地に出向き、 ビデオを撮って、アルバムをつくったりなどなど 行ってくれるそうです。 全国でも、甲府だけ。 行っているのは、大学生のボランティアさんです。 すごいですね! もうひとつは、ご当地ヒーローの“甲州戦記サクライザー” 公式HP↓ http://ybswnews.typepad.jp/sakuraizar/ 始めた当初は10人くらいのお客さんだったそうですが、 先日のラザウォークには1000人集客したそうです!! そして今ではYBS(山梨の地方テレビ)で番組があるそうです。 やっている方たちは、いずれも仕事を持っている方たちで、 想いは、山梨を盛り上げたいということでした。 昨年の、鳥モツ煮、ヴァンフォーレ甲府のJ1昇格・・・ 山梨を盛り上げようとする方々に、 熱い情熱を感じます! いまテレビで取り上げられている山梨の魅力は そういった、 情熱を持った人たちが登場しているところに あるように思います!! 「想い出宅配便」「サクライザー」今後も、要チェックしていきたいと思います。

「もしドラ」 事業と顧客

もしドラは、 ドラえもん関連だと思ってました。 しかし、 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 っていう本なんですよね! 公式HP↓ http://moshidora.jp/ 大ヒットした作品ということですが、皆さん既に読まれましたか? 読んで、なにか変化しましたか?? 仕事が楽しくなりましたか?? 参考になったけど、ゆっくり考える余裕がない・・・ そんな感じでしょうか? 実は少し内容を教えてもらう機会があり、 自分でも1月に買っていましたが、 なかなか読む余裕がなくて 育休に入ったら読み始めようと思っていました。 来年度の仕事を考える上で参考にしようと思っています。 以下に、本文より一部を抜粋し、記載いたします。 では、すこし考えてみたいと思います。 P25より ・・・・略・・・・ 「われわれの事業は何か」との問いは、ほとんどの場合、答えることが難しい問題である。わかりきった答えが正しいことはほとんどない。 病院の事業は何?? 在宅リハビリテーション室の事業は何? そして、丸山個人の事業は何?? いきなり、深い問いですね。 どのように答えたらよいのだろう? でも、きっと、文書化して、明確にしたほうが良さそうですよね。 P35より 企業の目的と使命を定義するとき、出発点は1つしかない。顧客である。 ・・・・・略・・・・・ 顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。したがって、「われわれの事業は何か」との問いは、企業を外部からすなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。 では、 病院の顧客は?? 在宅リハビリテーション室の顧客は?? 丸山個人の顧客は?? うーん、 いろいろ考えが浮かぶけど もうちょっと 時間をかけて考えてみたいと思います。 来年度へ向けて、 まずはここから、 ゆっくり考えてみたいと思います。

今日から育児休暇!

今日から1ヶ月間、育児休暇に入りました。 作業療法士になって4年が経ちましたが、 作業療法を仕事としてすることがあたりまえになり、 自分の生活の一部として埋め込まれたものになっていると思います。 そんなとき、ふと、立ち止まって、現場から離れてみる経験は とても貴重なもののように思います。 すこし振り返ると、 昨年は、4月、いま勤めている病院への異動があって、 5月には長男が生まれ、出産前後にはとっても気持ちが上下しました。 そして、10月に結婚式を行うことができ、またその前も、 夫婦互いの気持ちが揺れ動き、 相手も、そして自分自身をも沢山見つめなおしたように思います。 いわゆる「ライフイベント」といわれるような 経験をこの1、2年で凝縮されていました。 感情や考えも大きく揺れたし、 なんとか乗り切った というのが正直なところですが いま思うと、 そのなかで、自分の役割や存在を 感じたり、 考えたり・・・ 自分の人生を大切にする いいきっかけだったと思います。 そういう経験ができたからこそ、 ワーカホリックになりがちな自分だけれども、 育休を取って、 敢えて、仕事から離れよう! という風になったと思います。 ライフイベントは大変だけど、 思いっきり過ごして、 沢山の、喜怒哀楽を感じて、 人生を豊かにして、 また誰かに還元していければと思っています。