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作業行動学会でライブOSAをさせて頂きました

しばらく更新が遠のいていました.丸山です. 論文を書いたり,講義をさせて頂いたりなど,修士課程を終えてホッとする間もなく,走りつづけております. ▼ さて,今回はタイトルの通り,感想を交えて学会のレポートをします. 第26回日本作業行動学会学術集会の実践講座として,ライブOSAという企画を任されるというとても名誉な,貴重な経験をさせて頂きました. OSA(occupational self assessment)は,人間作業モデル(MOHO: model of human occupation)の代表的な評価ツールで,作業に焦点が当たるような構造になっており,対象者の方と協業して,作業療法の目標を設定することができます. そのライブ版として,対象者の情報や,なぜOSAをつかうのかという文脈(context)を整理しつつ, 作業療法士役と対象者役を演じて,実際の臨床場面の様子を演じました. ライブOSAは,2日間の学会期間のうち,初日のトリでした. 学会参加者は,過去の学会のなかでも参加者が一番多かったそうです. あんなに大勢の前に立ってお話をするのははじめてでしたので,とても緊張しましたが,質疑などでは活発に意見交換できたと思い,ホッとしました. 僕らみたいな若手が起用された理由として, 大会長からは 『OSAをこれからやってみたいと思っている人や,やったことがあるけどうまくいかなかったという人たちのために,こういうやり方もあるんだというのを体験してもらいたい』 ということでした. 自分がみなさんから,直接いただいた感想としては, ・OSAⅡをやってみたことはあるがうまくいかなかったので,臨床の工夫が聞けてよかった. ・ああいう風にやるんだなというイメージがついた. ・対話して協業していくツールだと言うことがわかった. ・さっそくOSAⅡを使ってみようと思う. などでした. 自分は,クリニカルリーズニングに関心があるので,ライブOSAを通して なぜこの評価をつかうのか?(理論の適用)や,どのように評価をつかうのか?(臨床上のノウハウ)を深めるよい機会となりました. 秋頃には,神奈川県内の勉強会でライブOSAについてまたやらせていただくかもしれません(相談中)です. 臨床と理論とをつなぐことに少しでも貢献できればと思っております. なにか,