新年度が始まり2ヶ月が経過しましたね.新しいことに挑戦したり 新鮮な日々をお過ごしでしょうか?すこしペースがつかめてきた,あるいはすこしここらで一休みというところでしょうか?
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さて来週末は 第26回日本作業行動学会学術集会があります.
意味ある作業の探索~臨床に活かすコミュニケーション~
平成28年6月18日(土),19日(日) @神奈川県立保健福祉大学
大会長:笹田 哲
丸山にとっては,3月に卒業した 神奈川県保健福祉大学(横須賀)での開催ということもあり,本学術大会には特別な思いがあります.
丸山の人間作業モデルとの出会いは,実習前の準備でOSAを知ったことでした.当時「EBM」に対して「NBM」や「ナラティブ」というキーワードを知り,首都大学の図書館で人間作業モデルの文献をコピーしてきて,実際に実習でOSAⅡを利用したことを覚えています.
そして,運よく,就職した場所では,人間作業モデルの勉強会を行っている先輩たちがいて,週1回のペースで人間作業モデルの第3版の本を読んでいくというものを行っていました(笑).分厚い書籍でしたが,先輩が臨床のことも交えながら解説してくれたので,抵抗が少なく入っていけたのかなと思います.
また,就職したときは脳卒中ガイドライン2004年で 特定の治療手技に対するエビデンスの批判などがある頃で,丸山は山梨県の病院に就職していたのでいろいろな風を感じていました.就職してすぐのときに専門学校の校長である大先輩のOTRから,当時の学生がTop-downアプローチでおこなった事例報告なども教えてもらいました.
当時の1年目の丸山にはその意味があまりつかめていなかったかもしれませんが,いま考えるとすごい大切なことを教えてもらっていたのだと思います.
そして,長谷龍太郎先生に講義をして頂くなど,人間作業モデルの学びの機会のも恵まれていたと思います.
しかし山梨には人間作業モデルの勉強会が無かったので,神奈川や東京の講習会や事例検討会に参加させてもらいました.東京と神奈川で,事例発表をさせていただき勉強しました.
人間作業モデルを通して,作業療法ってこういうもんなんだというのを教えてもらったように思います.正直,学校の座学では疾患別や障害別でカリキュラムが組まれていたように思うので,はじめて人間作業モデルを知ったときは,自分自身の仕事の魅力を感じることができました.
人間作業モデルと自分の作業療法士としての出会いをみていくと すごく出会いに恵まれていたんだなと感じます.
そして,
今回,第26回日本作業行動学会学術集会では 専門学校の同級生で大学院の先輩である村仲さんと一緒に 実践講座「ライブOSAⅡ」をさせていただく貴重な機会を頂きました.
また,当院から3演題を発表予定です.一緒に勉強させてもらいたいと思います.
・丸山祥,笹田哲:高齢期障害に対する作業療法リーズニングの変化と介入モデルの応用~回復期リハビリテーション病棟における一事例~
・遠藤雅俊,村仲隼一郎,笹田哲,水野健:MOHOの治療戦略によって服薬アドヒアランスが向上した事例
・藤崎慧,丸山祥,笹田哲:意味のある作業で有能感を取り戻した一例~新人作業療法士による回復期リハ病棟での人間作業モデルの活用~
では,学会に参加されるみなさん,横須賀でお会いした時はぜひよろしくお願いいたします.
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