スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

夏の行事で生活を彩ろう!

先週は、患者さんと電車の利用の練習をしました!! 患者さんからひと言・・・ 「涼しいから降りたくないですね(笑)」 そうです、 山梨はとにかく暑いんです! 学生の頃、原付で走っていたら、 気温が40度近くあり、走ると熱風がきて暑かった想い出があります。。。 さて、当院の外来作業療法では いろいろな作業を提供させてもらっています。 毎週火曜日の男の料理教室では 若い数名の患者さんで行っていて オレンジページ(家事の便利雑誌)を参考にして、 自分たちでつくるものを決め、材料を用意してきて作って食べて帰っています。 だんだんつくるものも凝ってきて、 2ヶ月くらいで いつのまにか一人暮らしができるくらいのお力をつけていらっしゃいます。 そして、他の方も交えて仲よくなったり、 職員には言えないような愚痴や相談もしているようです。 そして今週末は数名でビアガーデンで飲み会だそうです。(ぼくも誘われています) 8月の花火大会にも参加するそうです。 病院に勤務する一作業療法士として、 限界を感じつつも、 夏らしい作業を 仲間と楽しもうとしている方々と 一緒に楽しみを共有できて、とても嬉しいです。 「患者会」ってこういう雰囲気からできるのかな~と、ふと思いました。 日本には四季があります! 特に夏の行事は、非日常性に溢れた(ハレの)作業が沢山あることに気づきました!! 行事について、作業の視点では、 「行事には季節があり、一年間や人の一生という流れに節目をつけるという機能があります。平凡な日常から少し離れて、特別な場所、特別な支度、特別な作業をする中で、生活や人生が彩られていくのです」 (吉川ひろみ:作業って何だろう、医歯薬出版 2008、p31-32より引用) 行事などの非日常的な作業は、特別な経験として個人の人生を彩られていくんですね! ただいま外来作業療法では、レジャーや行事に関する情報を集めています! ぜひ、夏らしい作業、夏の行...

もしドラ「組織の基本的な理念」

新年度が始まり、もう4カ月ですね。 竹は節があるから強い そうです。 基本に立ち返り、ドラッカーのマネジメントを 久しぶりに読んでみました。 そこには、 組織の基本的な理念は 「個人の強みは社会の為になる」 である と書かれていました。 いかに個人の強みを社会に貢献できる形にするか、 リハビリテーションにおいても、 個人が社会に参加し、社会に貢献し、社会からいろいろなものを得る そのためには、個人の強みと社会とを結びつける(Engage) そういうことを 個人の側面や、まちづくりという側面から 取り組んでいきたいなと改めて思いました。

「健康管理」 という作業をしよう

毎月のように、息子が具合悪くなり、 そして自分も体調を崩すということが 続いております。 一昨日も、自宅に帰って熱を測ったら、39.1℃・・・ 体温計を見てビックリ!! でも、 翌日は、患者さんのこともあるし、息子と保育園の夏祭りに参加しなければいけない・・・ 「絶対治そう!!」っと気合を入れて、 一晩寝たら、すっかり元気になりました! いま、毎日が自分にとって、意味のある作業だらけで、 どの時間・作業においても 自分が取り組む意味を感じることができます。 思ったより、うまくいかないことが多いけど、 思いをこめて行動すると、 必死で生きているという実感が持てる気がします。 ライリーさんの名言で 「人というものは、その気になって考えてやってみれば、もっと健康な自分になれる」 「That man, Through the use of his hands as energized by mind and will, can influence the state of man, Through the use of his hands as energized by mind and will, can influence the state of his own health」 という言葉を思い出しました。 つまり自分のなかから思い立って、自分の頭で考えて、自分でやってみるということが、自分自身の健康状態に影響を与えているということのようです。 そして、もうひとつ ヘルスプロモーションのオタワ憲章(WHO,1986)では、 「身体的、精神的、社会的に完全によい状態に達するために、個人や集団は、望みを確認し、実現し、ニーズを充足し、環境を変化させたり克服したりする。ゆえに、健康とは、日々の資源であり、生きる目的ではない」 とされています。 このこともふと思い出しました。 このように「健康」に対して過度の焦点を当てるのではなく、 健康はあくまでも資源であるという見方で 考えると すこし気持ちが楽になる気がします。 ...

エリザベス・タウンゼント先生からのメッセージ

OT学会(埼玉) 特別講演3・「Enabling Occupational Justice in Hospital Practices 作業的公正の実現 ―病院における実践の中で―」 エリザベス・タウンゼント先生からのメッセージ(一部)を以下に転記します。 Never doubt … 決して疑わないで … that a small group of thoughtful, committed citizens can change the world. Indeed, it is the only thing that ever has. Margaret Mead (Anthropologist) 世界を変えようと決意を固め、思慮深い市民たちからなる小さなグループの力...実際その力だけが世界を変えてきたのです I don’t know what lies around the bend, but I’m going to believe that the best does. “Anne of Green Gables” by Lucy Maud Montgomery 曲がり角をまがったさきになにがあるかは、わからないの。 でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。 ――『赤毛のアン』村岡花子訳 新潮文庫より タウンゼント先生の学会でのプレゼン使用は OT学会のホームページからダウンロードすることができます。 → http://otgakkai.com/

ありがとうございます。

ブログを始めてから、 もうすぐ1000アクセスになろうかとしています。 いつもの自分なら、 1カ月もしたら 飽きて辞めてしまうのがオチ でしたが、 「ブログみたよ」と声をかけてくださったり コメントをして頂いたり 皆さまのおかげでここまで続けてこれました!!(まだ4カ月ですが・・・) 有難うございます♪ そして、タイトルを「いんたらくと」と変更させていただきました!! 出会った人との相互交流・相互作用でここまで育ってきました。 相互交流・相互作用によって、 明日へ向かう元気が出るといいな 前向きな気持ちになれたらいいな より健康になれたらいいな と思っております。 今後とも宜しくお願いします。

日本作業療法学会(埼玉)に来てます

今週はとても刺激的な1週間でした。 充実しすぎも、健康によくないのかなとも思ったりしました。 少し休息できたので、こうしてブログを更新できています。 振り返ると・・・ (月)は、研究法学習のプレゼン、 (火)は、男女共同参画委員会議 (水)は、息子が熱を出し急遽一日お休みを頂いて看病 (木)は、閉じこもり研究グループでの保健師さんとの意見交換 (金・土・日)で、日本作業療法学会in埼玉 木曜の夜には、 保健師さんの話を聞いて、 自分の専門職としての同一性を揺るがすような そういう危機感を強く感じました。 そして、疲労もあいまって、バーンアウト(燃え尽き症候群)のように 一時、無気力な状態を自覚していました(そんなに深刻ではないです) が、しかし、 作業療法協会の事業報告や、カナダのタウンゼント先生のお話を聞いて すっかり元気が出ました!! 改めて、「自分の職業である作業療法にかかわる」 という作業に取り組むことで元気になれるんだな っと、実感いたしました。(・・・とても単純ですね) 日本作業療法協会は「(意味のある)作業をすると健康になれますよ」 というのをキャッチコピーにしています。 また、紹介ですが、 昨年の4月に 法律でいう「作業」の解釈が変更されました。 それは従来作業療法の「作業」が「手芸、工作」という文言から、「医療現場において手工芸を行わせること」といった認識が広がっているという認識から、作業の範囲を以下のように規定したそうです。 (1)移動、食事、排泄、入浴等の日常生活活動に関するADL訓練 (2)家事、外出等のIADL訓練 (3)作業耐久性向上、作業手順の習得、就労環境への適応等職業関連活動の訓練 (4)福祉用具の使用等に関する訓練 (5)退院後の住環境への適応訓練 (6)発達障害や高次脳機能障害等に対するリハビリテーション (平成22年4月30日日医政局長発出の通知より) となっています。 木曜日に保健師さんには、 「作業療法士さんは発信が少ない」とご指摘をいただきました。 作業...

チャレンジの土壌

!!! 病院の患者会で、中国旅行!! しかもバリアだらけのホテルに泊まる!!! ことしは6/25- 沖縄に行くそうだ! 昨年、外来リハビリに通われている方も、主治医(リハビリ専門医)と一緒にスキューバダイビングに挑戦したそうだ。 それに影響を受けて、また違う方がスキューバに ことし挑戦するとおっしゃっている。 かとおもったら、「私はパラグライダーを・・・」 とまた別の方がおっしゃられた。 若い男性患者さんが料理の練習をしているところを、別の若い男性患者さんが見ていたら 口を出し始め、 手を出し始め、 一緒に作り始め、 毎週火曜日は、男の料理教室となった。 明日は、家族のお見舞いをしたいと希望される方と一緒に、 バス利用の練習をする。 そこには チャレンジの土壌がある。 こちらも、チャレンジを一緒にさせてもらえているようでとても楽しい。 チャレンジしている方々が 「チャレンジ」は いまの領域や制度の枠のそとに沢山あることに気づかせてくれた。 そもそも、枠を超えるから「チャレンジ」 自分のものの見方ひとつで そこにはチャレンジの土壌が広がっているんだなぁ