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ESI講習会

茨城県立医療大学に来ています。


ESI は社会交流技能評価です

とても興味深く、早く使いこなせるようになりたいです


講師の
Anne先生はとてもパワフルです。






ケータイから投稿でした。

コメント

丸山祥(作業療法士) さんの投稿…
社会交流評価(ESI)技能項目
ESIは,AMPSと同様に,観察を通して行われる遂行分析である。ESIで評価される社会交流技能は,対人交流が含まれる日常の作業を社会的に受け入れられるやり方で行う技能である。ESIは5日間の講習会を受講し,データを提出して換算コードを受け取り,コンピュータソフトに採点結果を入力すると,社会交流技能の測定値(ロジット)が得られる。
丸山祥(作業療法士) さんの投稿…
対人交流の開始と終了
1)アプローチズ・スターツ(Approaches/Starts):質問や挨拶など相手との交流を始めるために社会的に適切な方法を使う技能である。「こんにちは」「すみませんが」などの適切な言葉で交流を始めるかどうかを観察する。挨拶もなく突然会話を始めることは,この技能の低さを示す。

2)コンクルーズ・ディスエンゲージズ(Concludes/Disengages):「さようなら」など適切な言葉を使って,相手との交流を終了する技能である。

対人交流の生成
3)プロデューシズ・スピーチ(Produces Speech):言語的に意味のあることを話す技能である。聞こえないほど小さな声で話したり,不明瞭な話し方は,この技能の低さを示す。

4)ゲスティキュレーツ(Gesticulates):握手や笑顔など適切な身振り手振りをする技能である。状況に関係ないジェスチャーをしたり,大袈裟な身振りをすることは,この技能の低さを示す。

5)スピークス・フルーエントリー(Speaks Fluently):速すぎず遅すぎず流暢に話す技能である。途切れ途切れに話したり,ある時は速くある時は遅く話すことは,この技能の低さを示す。

対人交流の身体的サポート
6)ターンズ・トゥワード(Turns Toward):相手に姿勢や顔を向ける技能である。相手に背を向けたままであったり,相手とは別の方向に顔を向けたままでいることは,この技能の低さを示す。

7)ルックス(Looks):適切にアイコンタクトをする技能である。相手から常に目をそらしたままであったり,相手を見ることが遅れたり,長くじっと相手を見過ぎるのは,この技能の低さを示す。

8)プレイシズ・セルフ(Places Self):相手と適切な距離をおく技能である。相手に近づきすぎたり離れ過ぎたりして交流することは,この技能の低さを示す。

9)タッチーズ(Touches ):必要な時に相手に適切に触れる技能である。繰り返し叩いたり,触ることが文化的に適切であるのに,触ることを避けたり,過剰に多く触ったりすることは,この技能の低さを示す。

10)レギュレーツ(Regulates):会話や社会交流に関係がない行動を抑える技能である。ペンを回したり,貧乏ゆすりをしたりすることがあれば,この技能が低いことになる。

対人交流の内容形成
11)クェスチョンズ(Questions):社会交流の目的に達するために必要な質問をする技能である。目的を達するために必要な質問をしないことや,関係のない質問をすることはこの技能の低さを示す。

12)リプライズ(Replies):会話の中で適切に質問したりコメントを返す技能で,相手の謝罪やフィードバックに適切に応答することである。関係のない応答をしたり,応答しないのは,この技能の低さを示す。

13)ディスクロージズ(Discloses):情報,意見,感情を適切に共有する技能である。一般的には隠すようなプライベート情報,他人の悪口,自分の意見の過剰な主張など,他者と共有することが不適切な内容を話すことは,この技能の低さを示す。
丸山祥(作業療法士) さんの投稿…
14)エクスプレシズ・エモーション(Expresses Emotion):社会的に受け入れられるやり方で,感情を表現する技能である。相手には理由がわからない笑い,話している内容とはそぐわない感情表現があると,この技能が低いということになる。

15)ディスアグリーズ(Disagrees):社会的に受け入れられるやり方で,反対意見を表現する技能である。防衛的,攻撃的に反対意見を述べたり,相手の問いかけに全く答えないことは,この技能の低さを示す。

16)サンクス(Thanks):適切な言葉や態度で感謝を表明する技能である。皮肉な言い方で「ありがとう」と言ったり,感謝の意を示さないことは,この技能の低さを示す。

対人交流の流れの維持
17)トランジションズ(Transitions):会話を途切れさせることなく,別の話題に移行する技能である。次の話題に急に移ったり,同じ話題を過剰に継続することは,この技能の低さを示す。

18)タイムス・レスポンス(Times Response):遅れやためらいなく相手からのメッセージに応答する技能である。相手が話しているのに,割って入って話したり,相手からの問いかけに答えなかったり,答えが遅れることは,この技能の低さを示す。

19)タイムス・デュレーション(Times Duration):適度な長さで話す技能である。話が長すぎたり,短すぎたりすることは,この技能の低さを示す。

20)テイクス・ターンズ(Takes Turns):相手との会話において,自分の順番をわきまえる技能である。自分ばかり話したり,相手にばかり話させることは,この技能の低さを示す。

対人交流の言語的サポート
21)マッチズ・ランゲージ(Matches Language):声の調子,方言,言語レベルを適切に使う技能である。成人に対して赤ちゃん言葉を使ったり,相手が理解できない専門用語や隠語を使うことは,この技能の低さを示す。

22)クラリファイズ(Clarifies):相手が理解していない様子を示したときに,内容を確認する技能である。相手がわかっているか過剰に確認したり,相手が明確にしてほしいというサインを送っているのに無視することは,この技能の低さを示す。

23)アクナレッジズ・エンカレッジズ(Acknowledges/ Encourages):うなづき,表情,言葉で,相手が話すことや交流を続けることを励ます技能である。常にうなづいたり,無表情でいることは,この技能の低さを示す。

24)エンパサイズ(Empathizes):相手に対して,賛成,共感,理解を示す技能である。相手の感情に対して何もしないことや,反応が遅れることは,この技能の低さを示す。

対人交流への適応
25)ヒーズ(Heeds):その社会交流の目的に沿って交流を行う技能である。問題解決の真剣な話し合いで,無関係なおしゃべりをすることは,この技能の低さを示す。

26)アコモデーツ(Accommodates):社会交流技能の問題が生じないように予測して自分のやり方を調整する技能である。上述の社会交流技能のいずれかの低下が示されたならば,この技能も低いことになる。

27)ベネフィッツ(Benefits):社会交流技能の問題が一度は生じても再発しないようにする技能である。上述の社会交流技能のいずれかの問題が複数回生じたり,継続するならば,この技能も低いことになる。
丸山祥(作業療法士) さんの投稿…
ESI講習会は3日間で,終了後3か月以内10名分のデータを送り,換算コードを取得することができる。
丸山祥(作業療法士) さんの投稿…
AMPS事例集.(AMPS研究会事務局から購入可能です。ampsjml@yahoo.co.jpまでお問い合わせください)

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「VQ(意志質問紙)の活用」という勉強会をしました。

院内(および、グループ内の施設)で、VQ(意志質問紙)の活用に関する勉強会をしました。その備忘録として、一部の内容(あくまで臨床で活用するための個人的な解釈に拠ります)をご紹介します。



***
なお、本勉強会は、マニュアルを参考にしつつ、個人的な経験と解釈を加えて資料を作成しましたことをご了承ください。

da las Halas CG. Geist R. Kielhofner G(山田孝・訳):意志質問紙法(VQ)改訂第 4 版使用者手引書.日本作業行動学会,東京, 2009.


まず、この勉強会では、VQを知って、自分たちの臨床実践に取り入れていったらよいのではないか、という見立てのもと行われました。

臨床では、回復期リハ病棟であっても、病棟生活をより充実して過ごして頂くために、集団活動プログラムが行われているところもあります。また、マンツーマンであっても、対象者の方の心理・社会的な側面を捉えアプローチしている場面も多々あります。

ですので、「客観性に立脚」した評価に加え、「対象者の主観性に立脚」した評価の両側面から捉える必要があると言われています。




しかし、いざ対象者の主観性を捉えようとしても、どんな視点を持って観察したらよいのかわからないというのもあります。

また、語れない、筆記できない対象者もいらっしゃいます。そんな時に観察型の評価であるVQが役立つと思われます。





また、VQの14の質問項目は、セラピストの観察の目を肥やすのに役立つだろうし、観察したものを言語化して、分析し、他職種や家族などに伝える際にも役立つと思われます。




そして、VQを知ることは、人間の作業行動を知ることでもあると思います。







なぜ、作業歴や生活歴を聞くのか、なぜ作業の環境設定にいちいちこだわるのか。
人間作業モデルのリーズニングに繋がっていくのではないでしょうか。






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詳しくは、マニュアルを参照下さい(日本人間作業モデル研究所HP) http://rimohoj.or.jp/manual.html

人間作業モデルの勉強会に参加した時の記事はこちら
「勉強会の参加報告:スタートアップ!人間作業モデル」
http://maruyamasho.blogspot.com/2017/06/blog-post_7.html



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また、インタビューによって対象者の意志や習慣化、遂行、環境についての評価…

Motor Activity Logの勉強会

先週末,修士論文の公開発表会が無事終わりました.4年間の修士課程がこれで終わりなんだなぁと お疲れ様会では感慨深いときを味わいました.

週明け 当院でMotor Activity Logの勉強会を行わせていただきました.










北里大学の高橋先生にMALのマニュアルをお譲り頂き
 マニュアルのやり方を確認しました.

【日本語版Motor Activity Logの原著論文】
高橋香代子,道免和久,佐野恭子,他.新しい上肢運動機能評価法・日本語版 Motor Activity Log の信頼性と妥当性の検討.作業療法28,628-636,2009.

なぜMALの勉強会に至ったのか,なぜ必要なのかを検討していきました










どのように利用していくか ルーチンとしての例 と
MCID(臨床的に意義のある最小変化:Minimum Clinical Importance Difference)について






MCIDについて書かれていたので 紹介させてもらいました.

唐松友,澤田辰徳,竹林 崇,友利幸之介.課題指向型訓練と Transfer package における上肢機能評価と作業遂行評価の特徴.臨床作業療法研究1,21-25,2014.




先日のリーズニング講座でも 話されていた 科学的リーズニングをきっちりやっていこうという 流れをうけています.

これは 診療報酬でもそうですし OT専門職としての学術面でも 当然のこととして 受け取られるものだと思います.



臨床で 科学的なリーズニングをきっちり立てつつ 臨床データを提出すること,
そして 職場で共有し 研究に発展させていくことは,
大学病院などの機関に限らず,
どの現場でも求められていくことでしょう.




すこしつずつ しかし 着実に 根拠に基づいた実践 の土台づくりをしていきたいと思います.



読んで下さりありがとうございました.