訪問作業療法実践の文献研究が掲載されました。

日本臨床作業療法研究に訪問作業療法実践の文献研究が掲載されました。





丸山祥・高森麻貴・長谷龍太郎:日本の高齢者に対する訪問作業療法実践の文献研究 ―40の事例報告に対する作業療法過程の視点を利用した分析―.日本臨床作業療法研究,423−302017


オープンアクセスですので、無料で全文が入手できます。


本研究では、これまでの日本の訪問作業療法の実践報告に対して、作業療法プロセス(過程)の視点を利用した切り口で分析しました。


なお、以下の論文と3点セットで一つの知見を構成しています。
丸山祥・長谷龍太郎・笹田哲:高齢者に対する訪問作業療法における作業療法リーズニング研究-参加観察と半構成的面接を利用した質的研究-.日本臨床作業療法研究,413−222017


丸山祥・長谷龍太郎:作業療法リーズニング概念の活用に関する文献研究ー欧米と日本における2005年以前と2006年以降の比較ー.日本臨床作業療法研究3: 39-46, 2016.


「リーズニング」というとなんだか難しそうだと感じるかもしれませんが、日頃の実践で臨床家が行なっている行為の理由づけです。これには、言葉にしやすいものと言葉にしにくいものがあり、特に後者は「暗黙知」などと言われます。
ベテランのセラピストの暗黙知を明らかにすることができれば、新人のセラピストがより早く成長できるかもしれない。
研究のきっかけはこういった疑問からでした。

実際には、研究をする中で後輩であっても、セラピスト個人が、それぞれの工夫をしていることがわかり、非常に参考になりました。こういった工夫は、周りからは一見してわかりにくいもの(しかし、そのセラピストは大事にしていること)であったりします。

先輩方の飲み屋で語られる(?)、臨床で得られた知見を、(きちんと研究の方法論に則り)書いていこうとした、そんな研究です。よろしければ、3点セットでご覧ください。



ご意見、ご質問などあれば、よろしくお願いいたします。



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